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2018.06.20

債権を利用した資金調達は大きく分けて2つあります

売掛債権を利用した資金調達方法には、当該債権をそのまま売却(現金化)してしまうファクタリングと、当該債権を担保に入れる債権担保融資(ABL: Asset Based Lending)があります。
経済産業省では、これらを「企業が有する在庫や売掛債権、機械設備等の事業収益資産を活用した金融手法」と位置づけ、不動産を始めとした固定資産が少なく銀行融資が受けられないという企業の資金調達や融資方法として、中小企業金融の円滑化に於いて重要視していると同時に、経済の活性化に期待を寄せています。
特に後者は経済産業省がガイドラインや研究報告書を多数発表する程力を入れており、売掛債権を活用した金融実務の慣行・推進は、正に国を挙げたプロジェクトであると言っても過言ではありません。
まずは両者の法的構成の違いや、手数料の違い、業種によってどのように使い分けるべきなのか、地域性は関係するのか等について解説していきたいと思います。

『ファクタリングとABLの違い』
法的構成では、ファクタリングは「売買契約」、債権担保融資(ABL)は文字通り債権を担保にした融資であり「金銭消費貸借契約」という差異があります。
ファクタリングの場合、100万円の債権があったと考えた時、当債権を95万円で一括買取し、差額の5%が手数料としてファクタリング会社の利益となります
一方、ABLは回収可能な金額はいくらなのかを算出し、その範囲内で金銭を融資するという方法を採り、例えば100万円の債権を有していた場合には50万円まで融資します、といった具合です。
したがって、ABLでは当該融資金に対する金利が発生し、借りた金銭に関しては当然返済が必要になります。

西日本エリアではファクタリングが一般的

ABLは融資であるため、長期~短期の借入金として活用する事が可能であり、数年間に分けて返済する予定を立てているというシーンでマッチします。
しかしながら、大阪や兵庫といった関西エリアでは現在全くと言っても良い程普及しておらず、“債権を利用した資金調達”ではファクタリングを利用する会社が圧倒的に多いのが現状です。
原因としては、以下の理由が考えられます。

『ABLを取り扱う業者が少ない』
ます、ABLは「融資」であるため、反復継続して行うのであれば金融庁への「貸金業」の登録が必要になります。
これは非常に要件が厳しい為、新規参入がほとんど行われない業界であり、ABLを取り扱う業者は“銀行”“消費者金融”等に限定されてしまいます。
一方、ファクタリング会社は現在西日本エリアで相当数存在しているため、他社の相見積もりや比較が行えるため、金利を支払うよりもお得に現金を調達できる可能性が高いです。

『銀行は債権の価値を含めて審査』
銀行融資の審査に落ちた会社は、ABLによる融資が不可になる可能性が高いです。
銀行は貸借対照表の流動資産をしっかりと調査し、担保価値があるのか等を含めて審査するため、“銀行融資が不可だったがABLは受けられた”というケースは残念ながら少ないのです。
つまり、審査に落ちてしまった際にはABLではなくファクタリングを利用する中小企業が多くなっているため、現在の利用比率に繋がっているのだと考えます。

建設業債権はファクタリングとABLどちらが良いか

建設業債権は2~3か月後と、比較的短期で入金される事が多いため、ファクタリングによる現金化が望ましいでしょう。
ただし、以下のケースではABLによる資金調達を検討してみも良いかもしれません。

・工事代金の支払いが1年以上後である
・審査を行う時間的余裕がある
・銀行融資が通りやすい財政状況

このように、長期的な展望をお考えであればABL、短期的な取引であればファクタリングという形で上手に使い分けると良いでしょう。
経済産業省も推奨するファクタリングとABLを、是非活用してみてはいかがでしょうか。
弊社では西日本エリアを中心に、大阪・兵庫・福岡等での債権買取業務を取り扱っていますので、資金繰りに悩む企業様は是非一度ご相談ください。

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